静かな魂のスピリチュアル～アナログ人間の感覚ノート⑩印象波と宇宙的地球人 ～石と自然が伝える魂のメッセージ～

前回は、縄文の人々が自然と深くつながり、“神性”を日常のなかで感じていたことをお話しました。
それは信仰というより、魂どうしが響き合う様な、やわらかな感覚。
今もきっと、私たちの内側にそっと息づいています。

今回はそのつづきとして、「石」に宿るエネルギーや、宇宙とつながる不思議な仕組みを、私の体感もまじえながら、お話してみたいと思います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〇岐阜の地に息づく、古代の霊性！

この視点は、私が暮らす岐阜県の土地にも色濃く息づいています。

・天孫降臨の伝承が残る【位山】—山全体が“天との接点”として機能していたとも言われます。

・古代の封印や転送装置の謎を秘める【笠置山】—石組みや地形には、異次元の通路を思わせる構造が存在します。
・“鬼”と呼ばれた異存在の痕跡を残す【鬼岩】—その名の通り、恐れと畏敬の対象だった存在の記録が今も残っています。
・星の運行と呼応するように巨石が配置された【金山巨石群】—まるで天文観測所のような配置と、不思議な磁場が感じられる場所です。

これらは決してただの観光地ではなく、魂の記憶が“何か”を伝えようとしている場所なんかもしれません。

石は、ただの無機物ではありません。
それは、宇宙と地球をつなぐ“意識の橋渡し”のような存在。
今も静かに、私たちの心の深いところへ語りかけているんかもしれません。

〇宇宙的地球人、言葉を超えて魂で語り合う民！

縄文の人々は、山・水・風・火、動植物すべてに「いのち」と「意識」を感じ、魂で語り合いながら生きていました。
それは、いわゆるアニミズムの域をはるかに超えた、宇宙的意識との共鳴。

彼らは“宇宙的地球人”としての在り方を、ごく自然に体現していたんではないでしょうか。

言葉を尽くすよりも、印象や直感、心の響きで意思を伝え合う。
それは一見“テレパシー”の様でいて、単なる“言葉の送受信”ではありません。
もっと繊細で、柔らかく、魂の奥で「ふと感じ取る」ような、“印象の共鳴”だったんです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〇印象波、魂で響き合う宇宙のメッセージ！

私はこの“印象の共鳴”を「印象波」と呼んでいます。

印象波とは、私たちの物理的な世界だけでなく、目に見えない精神的・霊的な次元も含めた多次元宇宙を貫いて存在する、根源的な意識の波動です。
それは、すべての次元・すべての存在に共通する“いのちの源”から発せられる、普遍的で精妙なエネルギー。

この波動は、中村天風氏の説く「宇宙霊」とも深く共鳴し、私たちの魂の奥底に息づく、本質的な生命力そのものとつながっています。

この印象波に、心を澄ませて共鳴する時、風の気配、木々のざわめき、水の流れの中にさえ、遠く宇宙からの“声”を感じ取ることが出来ます。

そしてその響きは、私たちの魂の状態に応じて、高次の叡智とも、あるいは低次の想念とも、静かに共鳴していくのです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〇石と自然が伝える印象波！

石もまた、印象波を伝える存在です。
宇宙と地球の意識をつなぎ、今も静かに私たちの心に語りかけています。

自然に身をゆだねていると、なぜか昔の記憶や、言葉にならない感覚が心に浮かぶ事があります。
それは特別な力ではなく、誰もが元々持っている「感じる力」。

心を静かにして、自分の内側に意識を向ける事で、自然や宇宙、魂とのつながりを思い出すことが出来るんです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　次回もまた、そんな心に響く感覚を、一緒にたどっていけたらと思います。