静かな魂のスピリチュアル~アナログ人間の感覚ノート① -前編-魂の存在を思い出す時代―風の時代に内なる光とともに
私は派手さもなければ、何か大きな事を成し遂げてきたわけでもありません。
スマホやデジタル機器も得意ではなく、いわば“アナログ的な生き方”がしっくりくる人間です。
でも、そんな自分にも、魂の存在を確信する出来事がありました。
何気ない日常の中でふと感じた違和感や、小さな氣づき、あるいは言葉にならない感動や涙…。
それらはどれも、私の内なる声が語りかけてくれていた証だったんかもしれません。
そして、ふと氣づいたんです。
「これも魂にとっては全てが貴重な体験なんだ」と。
何気ない日常も、痛みや迷いも、魂にとっては全て“意味のある体感を体験”として刻まれていく。
最近は、こうも思える様になりました。
自分の魂は、「この肉体、この性格、この時代、この日本の中部地方で、“このスペックの人間”を生きる体験を、あえて選んできたのかもしれない」と。
そう思うと、魂さん、あなたはなかなかの勇者だな…と、しみじみ尊敬と感謝の気持ちが湧いてきます。
今は「風の時代」とも言われ、アウトプットの時代。
これまで内に秘めてきた想いや感覚を、そろそろ言葉にしてもよい頃かもしれません。
こうして書いとるのも、きっとハイヤーセルフからのささやきを、私がキャッチできたから。
だからこそ私はこれから、できる範囲で、魂の声に耳を傾けながら、自分の言葉で、自分の体験を綴っていこうと思っています。
この社会の枠組みや価値観に、どこかしっくりこなかった子ども時代。
幼い頃から、まるで幻の中にいるような感覚があり、すべてが作り物のように感じられる事もありました。
学校や世間一般の価値観にもなかなか馴染めず、心の奥ではしっくりこない思いを抱えていました。
そんな私は、いつもどこかぼんやりと、夢を見るように過ごしていた記憶があります。
誰かに合わせようと努力し、無理に“普通”を演じてきた日々。
でも今では、それら全てが“魂が見守ってくれていた体験”だったんだと、静かに納得できる様になりました。
情報が溢れるこの時代に、私は「考える」よりも「感じる」事を大切にしたいと思うようになりました。
頭で一生懸命に理解しようとするよりも、身体や心がふっと反応する“体感”の方が、ずっと真実に近い氣がするんです。
そうした小さな感覚のひとつひとつが、私たちを目醒めへと導いてくれる。
私は、そんなふうに感じています。
スピリチュアルは特別なものではなく、朝の光や風の香り、ふと心が動くような小さな日常に静かに息づいている“本質”の様なもの。
初めてこの世界の黒板の裏側のような話に出会ったのは、20代の頃。
著者・落合信彦さんの『狼たちへの伝言』でした。
その後、国際時事情報の宇野正美さん、『古代ユダヤの刻印』などを通じて、ユダヤ問題やイルミナティの話にも自然と興味を持つようになり、氣づけばその流れの中を今も歩み続けています。
学校の勉強はあまり好きになれなかった私ですが、こうした世界の仕組みや、目に見えない真実を語る本には強く惹かれ、夢中になって読みふけっていました。
中村天風さんの真理の言葉にも出会い、大きな影響を受けました。
なかでも「宇宙霊」の存在。
全てを生かし、全てを包み込み宿る偉大なるエネルギーについての教えは、私の中に「人は宇宙とつながっている存在なのだ」という確かな感覚を根づかせてくれました。
この“宇宙霊”は、特別な誰かだけに宿るものではなく、全ての人、全ての命を包むように静かに息づいているもの。
天風さんは、それに心を一致させる事で、人生は大きく変わると説いています。
私もまた、その教えに支えられながら、静かに、自分自身と向き合う日々を重ねています。